不動産登記オンライン申請の
不動産(マンション)の表示の記載
不動産登記のオンライン申請をする場合、
不動産の表示は「不動産番号」で指定するのが一番簡便なので
いつもは不動産番号を記載する。
(簡便だけれど、間違えると大変なことになるので何度もチェックするが)
しかし、
担保設定の銀行などへ登記の受理証明書として
「受付のお知らせ」をFAXした際、
不動産番号指定の場合、不動産番号しか記載がないので、
銀行などから
「番号だけだと不動産が判らないので、不動産の謄本(証明書)もFAXいただけますか」
などと、あとで電話がかかってきたりする。
だから
「受付のお知らせ」(受理証明書の代わりになるもの)が必要な抵当権設定登記だけ、
不動産の表示を不動産番号指定ではなく、全部打ち込む方式でしたりすることがある。
不動産がマンション(敷地権付)の場合
不動産番号を指定すれば、
(物件種別を区分建物(専有)にするだけで)
その他、建物の表示は何も入力する必要がなくなる。
区分建物(一棟)も不要。
附属建物の入力も不要。
ただ、注意点として、敷地権の表示は別途入力する必要がある(申請情報入力ボタンを押して「敷地権の表示」を選び項目を入力する)。
しかし、不動産番号を指定しない場合(全部打ち込む場合)は、
まず、区分建物を選び、申請情報入力ボタンを押して、一棟の建物の表示を入力(所在箇所が「市町村」「大字」「敷地番」に別れている)。
それから、専有追加ボタンを押して、
区分建物(専有)を入力していく。
家屋番号になるところが、地番区域と家屋番号に別れている(最初の頭ところは自動で入力されている)。
そして、附属建物や、敷地権の表示も入力。
結構手間がかかる。
表示は次のようになる。
不動産(1)と、不動産(2)になるので、
不動産が二つあるような感じになる。
不動産の表示(1) |
区分建物(一棟) 西宮市〇〇町 88 不動産番号:- |
一棟の建物の表示 |
所 在 | 西宮市〇〇町 88番地 |
建物の名称 | 〇〇〇〇マンション |
不動産の表示(2) |
区分建物(専有) 西宮市〇〇町 88-1111 不動産番号:- |
専有部分の建物の表示 |
地番区域・家屋番号 | 〇〇町 88番1111 |
建物の名称 | 1111 |
種 類 | 居宅 |
構 造 | 鉄筋コンクリート造1階建 |
床 面 積 | 11階部分 50・50平方メートル |
附属建物の表示 | |
符 号 | 1 |
種 類 | 物置 |
構 造 | 鉄筋コンクリート造1階建 |
床 面 積 | 10階部分 1・22平方メートル |
敷地権の表示 | |
符 号 | 1 |
所在及び地番 | 西宮市〇〇町88番 |
地 目 | 宅地 |
地 積 | 3000・88平方メートル |
敷地権の種類 | 所有権 |
敷地権の割合 | 930000分の5757 |
なお、オンライン物件検索は、
所在、地番、家屋番号のみしか反映されない(地目、地積、種類、構造、床面積はあとで入力しなければならない)ので、あまり利用していない。
共同根抵当権の追加設定の不動産登記オンライン申請 - 司法書士とくの日記(ブログ)