不動産の相続登記
相続人の中に、外国籍の方がおられる場合、
・戸籍に代わる相続証明
・遺産分割協議書・サイン証明
・取得する方の場合は住所証明
これらの内容をすべて1つの宣誓供述書(affidavit)ですることがあります。
宣誓供述書は公文書なので、別途、サイン証明などは不要になります。
元、日本国籍で、現在、アメリカ国籍の方の一例(あくまで参考までの一例)
ポイント
・宣誓する人を(日本での最後の戸籍から)特定する。
・被相続人をきちんと特定する。
・その相続人であることを言う。
・他に相続人がいない旨、相続人全員を記載(これは他の書類で相続人の範囲が判るのであれば不要かも)
・プラス、遺産分割協議の内容を記載
日本語訳として(英訳が必要)
宣誓供述書 AFFIDAVIT
私、アメリカ合衆国〇〇〇〇〇州〇〇〇〇〇市〇〇〇〇〇1000(1000 〇〇〇〇・・・,〇〇 ・・・ USA)に居住するアメリカ合衆国市民 〇〇〇〇はここに以下のとおり宣誓し供述します。
相続関係
1、私は、〇〇〇〇年〇〇月〇〇日に日本で出生し、日本国籍の時の氏名は〇〇〇〇である。日本における最後の本籍は、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇番地であり、〇〇〇〇年〇〇月〇〇日アメリカ国籍を取得した。現在の住所及び氏名は、(住所)アメリカ合衆国〇〇〇〇〇州〇〇〇〇〇市〇〇〇〇〇1000(1000 〇〇〇〇・・・,〇〇 ・・・ USA)、(氏名)〇〇〇〇である。
2、私は、〇〇〇〇年〇〇月〇〇日に死亡した〇〇〇〇(最後の住所 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇丁目〇番〇号、最後の本籍 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇番地、生年月日〇〇〇〇年〇〇月〇〇日)の三男であり、相続人の一人である。
3、上記(亡)〇〇〇〇には、〇〇〇〇(続柄 妻)、〇〇〇〇(続柄 長男)、〇〇〇〇(続柄 二男)、そして 私 〇〇〇〇(続柄 三男)の4名以外に相続人は存在しない。
遺産分割
4、私は、他の相続人全員と、上記(亡)〇〇〇〇の遺産について分割の協議をした。
その結果、上記(亡)〇〇〇〇が有していた次の不動産を相続人〇〇〇〇が相続することに合意した。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇一丁目〇〇〇番〇 の土地
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇一丁目〇〇〇番〇 の土地
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇一丁目〇〇〇番地〇
家屋番号 〇〇〇番〇 の建物
上記は、真実に相違ない。
(年月日 署名)
(年月日 小職の面前で宣誓し供述した。公証人)