司法書士とくの日記(ブログ)

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市長申立ての壁が厚い

 

当方が成年後見人等をしている

被後見人等は、生活保護を受けている方が多いです。

生活保護の担当ケースワーカーは(4月の異動時期など含め)よく変わります。

担当が変わったからといって、特に用事がなければ「変わりました」という連絡・通知などはありません。

何か用事があり、こちらから連絡して、初めて担当が変わっているということが判ります。

 

さて、

後見制度が必要となっている方

(新聞購読を複数契約して覚えていない、

冷蔵庫に消費していない大量の健康食品が溜まっている、

預金通帳・カード・保険証などを頻繁に紛失するなどなど)で、

申立人となってくれる親族がいない(もしくは、何らかの理由で申立人になってもらえない)場合、「市長申立て」ということになりますが、この市長申立ての壁が厚く(高く)なっています。

以前は比較的、積極的に市長申立てをしていたように感じましたが、最近は、(なぜか)なかなか市長申立てはしてもらえません。

 

それでは、「本人申立て」ということも考えられますが、本人に必要といっても、本人が申立てに消極的、もしくは、理解が困難な場合は、できません。

周りのケアマネさんや支援者の方々は一生懸命で頭を悩ませていますが、この辺は今のところ、どうしようもありません。

 

この(市長申立ての壁が厚い)影響か、本人申立ての「保佐」は多くなっているように感じます。

本人申立てで、当方が保佐人や補助人になっている案件(保佐補助類型)は増えています。

 本人申立ての「後見」は、(不可能ではないですが、ご本人の理解の程度によっては)なかなかむずかしい面があります。

 

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