司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

本音

最近、難易度の高い仕事の割合が多くなっているように感じます。

特に相続と(件数は少ないけれど)破産

相続関係(と人間関係)がとても複雑な(一筋縄ではいかない)相続案件(特に兄弟姉妹相続、古い相続で数次相続が生じているもの)

来年4月から相続登記が義務となりますが、

(法律で)子がいない65歳以上の方に遺言を義務付けてほしい(とまで思ってしまう)・・・

紛争性が少しでも生じた場合、弁護士の先生にバトンタッチになります。

また、

財産はないのだけれど、事前の財産処分がひどく管財事件になる(管財にしないと進められない)破産案件(でも、管財費用20万円が用意できない。積立といってもなかなかむずかしい・・・)

裁判所に説明がとても困難な(判ってもらうのがむずかしい、そんなことあるか?という感じの)破産案件

事情を正直に話してもらえず、書類などで、つじつまが合わないところが出てくるたびに、(そこを指摘すると)実は嘘だったとか、新たな事実が出てきて、申立てまでに、とても時間のかかる破産案件(遅々として進まぬ破産案件)

これらをすべて包含する破産案件

複雑で時間のかかる仕事でも、必ずしも、それに応じて報酬が多くもらえる訳ではありません。

人よりうまくできるから仕事が回ってきている、与えらえているのだから、有難いと思わないと(感謝)・・・といってもなかなか(できれば楽したいという)本音のところで気持ちがついていきません。

開業当初の怖いもの知らず、比較的楽しんでできていた頃が懐かしい。

(できるだけいらぬことを考えず)淡々と進める。

定年 - 司法書士とくの日記(ブログ)