司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

親族の関与は注意

後見業務で
被後見人の親族の関与が
非常に悩ましい問題となる場合があります。


親族が
良き協力者になる場合はいいのですが、
後見業務に障害となる場合も多くあります。


本来の後見業務より、
親族との対応に多くの精神的、肉体的な
労力が割かれ、疲れ果てるケースも多くあります。


(思いもよらないところから非難されたり、
横槍が入ることがあります)


完全に敵対的な関係になってしまうと、
長期間の後見業務が非常につらいものとなってしまうため、
本人のための業務をしていく中で、
できるだけ親族の意見等にも耳をかたむけながら、
親族の気持ちも推し量りながら、
やっていく必要があります。


しかし、どう考えても理不尽で正当でないもの
についてはきちんと拒否する必要もあります。


とにかく気をつけているのは
すぐ反応しないこと。
自分の嫌な感情は受け入れ感じながらも
黙っている(親族の話をとりあえず聞く)。
そして深呼吸しながら、対応、
それがむずかしい場合は、「今時間がないから」
といったん対応をやめ、時間をおいて
落ち着いてから対応をすること。
http://d.hatena.ne.jp/tokucyan-siho/20150123


後見業務は
「協力者をつくっていく力」
「助けを求める力」
が必要ですが、
それと併せて、
「人から嫌われるのが後見人である」
「嫌われてもかまわない」
「鬼になる」
という気持ち(心構え・考え)も必要となります。
http://d.hatena.ne.jp/tokucyan-siho/20150414


経験上、
精神的にタフでなければつとまらないように思います。
私は(ヘタレで)まだまだ修行中です。