司法書士とくの日記(ブログ)

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救急搬送(介護認定は重要)

被後見人の方のところへ
お金を届けに行ったところ、
ご自宅で腰が痛くて動けなくなっておられました。
(散歩中、こけたということです)


かかりつけの医者がなく
(この方、体は健康で通院はしていません)、
立てない様子でしたので救急車を呼びました。


救急車の隊員の方に
「あなたはどなたですか」と聞かれたので
「この方の成年後見人です」と言うと
成年後見人ってなに?という感じで、
親族でもなく、書類のチェック項目にもないらしく)
首をかしげられました。


搬送されたところは、入院は無理という病院でした。
診察後、
レントゲンでは圧迫骨折のあとがあるということでしたが
幸い、痛いながらもなんとか歩けましたので、
タクシーで自宅までいっしょに帰りました。


さて、それからが大変でした。
一人暮らしなので、外出が困難(歩くのが困難)となると
いきなり自宅での生活ができません。
その日は、私が買物(飲み物とパン、果物など)をし、
翌日、近くの(ケアマネがいる)居宅介護支援事業者を探し、
電話をしました。


この方、体は健康ですが、認知症状があるということで、
要介護1の認定は受けていました。
(かかりつけ医はいませんでしたが、介護認定の診断を
してくれる医者を探し、認定は受けていました)
今まで介護サービスは本人の拒否もあり利用できていませんでした。


すると、事情を察してもらい、
(契約等は後日でもかまわないということで)
その日にヘルパーさんに入ってもらえることになりました。
そして、その日から毎日、ヘルパーさんに入ってもらい、
ヘルパーさんとともに私も協力をし、
ゴミ屋敷解消、電話設置、必要な電化製品購入、
レンタルベッド導入など、ご本人の生活を整えていきました。
そして、ご自宅での生活が継続できています。


(この方、生活保護でお金に余裕がない方だったので)
介護認定を受けていなかったらどうなっていたか。
ぞっとしました。

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