司法書士とくの日記(ブログ)

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こんなことがありました。

めずらしい苗字の方の、やや複雑な
相続登記を申請した数日後、
法務局から電話がある。


(何度も確認したはずだが)
「補正か?」


(法務局曰く)
「記載まで進んでいるのですが、
システム上、目的がうまく登記できないので、
登記完了が1週間ぐらい遅れます」
とのこと。


「どういうこと?」


持分移転の相続登記だが、
被相続人の方の名前が、
○番○○○○という方であった。
最初の○に数字が入っています。
登記の目的が、
「○番○○○○持分全部移転」となります。


なんと、目的の最初に何番と入ると、
システム上、これが順位番号と判断され、
その何番(苗字の一部)というのが
はじかれてしまうようです。


例えば、一番森太郎さんの相続登記で、
目的を一番森太郎持分全部移転
とすると、
登記のシステム上、一番は
(順位番号だと判断され)はじかれ
森太郎持分全部移転と記載されてしまう
ということです。


本部に問い合わせるとか言っていたので、
手作業では訂正できないのですね。
(急ぐ登記でなくてよかった)
ちょっと笑ってしまいましたが、
自動化もほどほどに