司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

師匠

武庫川の河川敷を走っていると
ときどき見かける女性。


ポンポンポンとテンポよく走っている。
まさにゴムマリが弾むような走り方である。


見かけは非常に楽に走っているようで、
そんなにスピードが出ているように見えない。
ピッチ走法で、足と足の幅は狭い。


しかし、追いつけない・・・


ピッチ走法で、
足と足の幅は広くないので、
速く走っているようには見えない。
(体の力がぬけており、楽々走っている感じ)
・・・でも、よく観察すると着地と着地の幅が広い。
わかりにくいが、ポンと着地をし、次の着地までに
体が前に進む距離が長いのである。


着地の反動を非常にうまく利用して前向きの
力に変えているようで、1歩で進む距離が
長いのである。
体がまっすぐ(1本の棒のよう)になっているので、
着地の衝撃をうまく体で受けとめることができ、
それが前に進む力になっているのであろう。


着地が重要。
ハードル選手の為末さんが、
雑誌のインタビューで、
「ランニングに必要なトレーニングはすべて、
着地のためのトレーニング」と言っていた。


着地の衝撃(反動)を、足の筋肉、体の筋肉で
いかにうまく(殺さずに)受け止めることができるか。
そして、その力をいかに利用して
前向きの力に変えることができるか。


(自然に)力を入れるのは着地の時点のみ。
後はリラックスして力をぬく。


その女性には追いつけない(ぬかれるときは風のごとく)
ので、
顔も見たことないが、
すごく走る姿がかっこいいので、
ひそかに「師匠」と呼んでいる。