司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

やる気・とらえ方

結果がどうなるかわからないような仕事の依頼を受けた場合。
裁判関係(争いごと)や、相続人が多数となる相続登記など。
相手の出方や裁判官の判断次第。
相続人が多数となる相続登記は、相続人捜索をしたとしても、
その相続人が協力してくれない(調停が必要か)、
その相続人が高齢、認知症などで意思表示ができない(後見人が必要か)、
その相続人が行方不明(不在者財産管理人の選任が必要か)、
など、最悪のことを考えてしまう。


結果の見えないものについては、なかなかやる気が出ないことがある。


やる気を出すために、また、やる気を維持するために、
そのような相手次第で、こちらではどうしようもないことは考えない。
(専門家なので、一応、いろいろな結果は予想し、
依頼者に最悪のことも含め、そのことは伝えるようにはするが)
やるとなった限りは、
そこに至るまでにいろいろしなければならない作業(プロセス)を
まず、目標とする。
多量の戸籍を集めなければならない場合、1日、1通、職務上請求書
を出すことを目標とする。
まず、相手の心にとどくような内容証明を出すことを目標とする。など。
このように、どうなるかわからないような最終的な結果は無視して、
まず、できる作業を目標にするとやる気が出てくる。
やる気が維持できる。


相手の態度や発言でショックを受けることはある。
それでイライラしたり、落ち込んだりすることはある。
(過去、1度、落ち込みが激しく、何日か動けなかったことがある。
本当に動けず、この時は、心と体はつながっているというのを実感した)


しかし、後でよくよく考えてみると、
自分が悪い方にとっているだけで、実は、そうではないのではないか
(気にかけてくれている、はげましてくれている、など)と思う場合がある。
要は自分のとらえ方次第で、よくも悪くもなるのだということ。
起こった事実に対して、いかに良い方向でとらえることができる
かどうか。
また、どう考えても嫌なことは、それをいかにうまく忘れることが
できるかどうか(笑い飛ばすことができるかどうか)。
これも重要。
もともと「気にならない・気にしない」ようにできればもっとよい。
そのためには、小さくても(ささいなものでも)よいから成功体験を
積み重ね、自己肯定感や自尊心を高めていくことが重要か。