結果がどうなるかわからないような仕事の依頼を受けた場合。
裁判関係(争いごと)や、相続人が多数となる相続登記など。
相手の出方や裁判官の判断次第。
相続人が多数となる相続登記は、相続人捜索をしたとしても、
その相続人が協力してくれない(調停が必要か)、
その相続人が高齢、認知症などで意思表示ができない(後見人が必要か)、
その相続人が行方不明(不在者財産管理人の選任が必要か)、
など、最悪のことを考えてしまう。
結果の見えないものについては、なかなかやる気が出ないことがある。
やる気を出すために、また、やる気を維持するために、
そのような相手次第で、こちらではどうしようもないことは考えない。
(専門家なので、一応、いろいろな結果は予想し、
依頼者に最悪のことも含め、そのことは伝えるようにはするが)
やるとなった限りは、
そこに至るまでにいろいろしなければならない作業(プロセス)を
まず、目標とする。
多量の戸籍を集めなければならない場合、1日、1通、職務上請求書
を出すことを目標とする。
まず、相手の心にとどくような内容証明を出すことを目標とする。など。
このように、どうなるかわからないような最終的な結果は無視して、
まず、できる作業を目標にするとやる気が出てくる。
やる気が維持できる。
相手の態度や発言でショックを受けることはある。
それでイライラしたり、落ち込んだりすることはある。
(過去、1度、落ち込みが激しく、何日か動けなかったことがある。
本当に動けず、この時は、心と体はつながっているというのを実感した)
しかし、後でよくよく考えてみると、
自分が悪い方にとっているだけで、実は、そうではないのではないか
(気にかけてくれている、はげましてくれている、など)と思う場合がある。
要は自分のとらえ方次第で、よくも悪くもなるのだということ。
起こった事実に対して、いかに良い方向でとらえることができる
かどうか。
また、どう考えても嫌なことは、それをいかにうまく忘れることが
できるかどうか(笑い飛ばすことができるかどうか)。
これも重要。
もともと「気にならない・気にしない」ようにできればもっとよい。
そのためには、小さくても(ささいなものでも)よいから成功体験を
積み重ね、自己肯定感や自尊心を高めていくことが重要か。