司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

成年後見人の仕事2(見守り)

私が成年後見人になっている方で、
週に1回か、2週に1回
お金を届けている方が何人かいます。


認知症状はあるが、
なんとか自宅で一人暮らしをされています。


介護認定は受けているが、
その介護サービスは「いらない」「自分でできる」
ということで利用はなし。


親族が望む「施設等」(高齢者向け賃貸住宅含む)
への入所は完全拒否。


「困っていることはない」ということで、
まわりの支援を受け入れない傾向がある方です。


(親族、地域包括支援センター、市、大家さん
などとの協力体制をつくった上、)
お金を届けることにより
(その際、話を聞いたり、家の様子を見たりして)
見守りをしています。
「困ったことはない」と言っても、
家の電球は切れたまま、電化製品の故障、
部屋にゴミがたまっているなど
があり、実際、(後見人の仕事の範囲外かもしれない)
ある程度の世話はすることになります。


認知症状はあっても、長年の自分の生活というものを
確立されていますので、(まわりの心配はよそに)
心配するほどのこともなく、
生活はなんとかできているように思われます。
できるだけ本人の希望に沿えるよう見守っていくことになります。


中には、とても被後見人とは思えない方もおられます。
ある方は、歩くのが習慣で、毎日何キロも歩いているそうで
(徘徊ではありません)、
非常に元気です(夏は日焼けして顔が真っ黒になっています)。
http://d.hatena.ne.jp/tokucyan-siho/20140213


また、ある方は、日常の生活は不明な点が多い方ですが、
競馬が趣味で競馬場へ行っている(らしい)方もおられます。