司法書士とくの日記(ブログ)

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法務局からの補正連絡の対応(助け船)

今回、不動産登記申請した件について、
登記官(法務局)から補正(取下げ勧告)の連絡がありました。


それが、
取下げざるを得ない場合や、
補正や再申請するのに手間暇がかかることが予想できる場合は、
連絡を受けている間、心臓がバクバクしているのがわかります。
(あれやこれや考え頭はすこしパニック状態です)
そういう場合は、とにかく相手(登記官)の話を聞くことに徹します。
(こちらから発言せず、だんまりを決め込む)
いろいろ言いたいことが頭に浮かんでも、
その状態で対応してしまうと、
自分を過度に正当化しようとしてしまい、
いらぬ発言をしたり、
怒ったような対応になってしまいがちです。
(それで、過去、何度か失敗したことがあります)


心臓がバクバクしているときは、
発言せず、「検討して、またこちらから連絡します」
として、いったん電話を切ります。
そして、最悪の状態を予想し、その対応を想像し、
それを「しかたがないもの」として、できるだけ
受け入れてしまいます。


その後、書籍等を調べたり、人に聞いたり、
自分で考えたり、いろいろ検討します。
(途中、精神安定のためランニングしたりすることもあります)


今回は、人に尋ね、
取下げしなくてもいい情報(質疑応答)を
得ることができました。


しかし、それを登記官に伝えても、
登記官としての考えもあるので、
また、反論されたりします。
その時にも、すぐに思いついたことは言わず、
登記官の意見・考えを聞きます。
(過去、すぐに反論して、失敗していますので、
絶対にすぐには反論しない)


また「検討します」として、電話を切ります。
そして、何度かやりとりをする中、
登記官の意見を理解し尊重していくと、
登記官が、助け船
(もしくは、自分の意見を引っ込めるわけではないが
(登記官はなかなか自分の意見を引っ込めることはしません)、
他の理由から便宜上、今回だけOK)を出してくれることがあります。
(もちろん、どうしようもないケースもありますが)


そして、
それに乗っかって助かるということが過去、何度かありました。
今回も、助け船を出してくれ、
なんとか、取下げずにすみました。


補正の内容は複雑なので、載せませんが、
対応は、このようにするよう心がけています。