司法書士とくの日記(ブログ)

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後見をしていた方が亡くなる

私が後見をしている方
(高齢のおばあさん)が
病院でお亡くなりになりました。


後見人になって半年ぐらいです。


1年ぐらい入院されており
(後見人になった時はすでに
入院をされていました)、
訪問に行くと必ず
「自宅にいつもどれる?」
と言われていました。
(ご本人の希望とは異なり、
もどれる状況ではありませんでしたが)
その都度、考えて
「もう少し元気になって病院の
許可が出たら」とか、
「気候があたたかくなったら」とか
言ってごまかしていました。


相続人、身内の方はおられず、
市長申立の後見でした。


夜中の12時に病院から電話があり、
「呼吸停止」の連絡を受けました。
翌日、病院へ行くと、
「ここは安置所がありません」
ということで、すぐにご遺体を
移動しなければなりませんでした。


生活保護を受けておられましたので
(私が保護申請をしました)、
お亡くなりになった際は、
福祉事務所のケースワーカー
連絡を取ることになっていました。
しかし、ちょうど土日で、連絡が
取れません。
(市役所に緊急連絡先があるか
と探しましたがありません)
やむを得ず、病院紹介の葬儀屋さんに
頼み、移動、安置してもらうことに
なりました。


まだ、市営住宅(賃借)の自宅がありましたので、
そこに運べないかたずねましたが、
(遠方、遺体の保存の関係などで)
「無理」ということでした。
結局、(遺体になっても)自宅へは
もどれませんでした。


その後、関係者、お知り合いの方に連絡をとりました。


相続人、身内がおられず、
生活保護の葬祭扶助利用ですので、
お通夜、お葬式はありません。


火葬に立会い(火葬に立ち会ったのは、
私と知り合いの方お一人でした)、
生前、納骨堂を用意されていましたので、
私がお骨を運び、そこで納骨してもらいました。


あと、別途、
位牌を納める(永代供養してもらえる)
お寺がありましたので、
そこへ仏壇にあった位牌をもっていきました。


この辺は、後見人の仕事ではありませんが、
生前、頼まれていましたので、しました。


これから
最後の病院代の支払
自宅明渡し、
などがありますが、
債務超過、相続人なし、
なので、検討しなければ
ならないことがいろいろあります。