司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

成年後見号

司法書士会では
さまざまな研修会が開催されています。
ありがたいことに
(すべての研修会ではないが)
映像配信されており、
参加できなかった研修会でも
後で事務所のパソコンで
見ることができるようになっています。


ちょっと時間が空いた時など、
その配信されている研修映像を見たりしています。


最近は、成年後見に関する研修を好んで
見ているが、印象深かったものとして、


司法書士の立場から見た身上監護」
という研修の中で(説明で)、
成年後見号というタクシーのような車があり、
ハンドルを握っているのは後見人の司法書士
後ろに乗っているのは被後見人(利用者)、
そして、前のタイヤが「身上監護」、
後ろのタイヤは「財産管理」となっている
ものがあった。


それは、
身上監護が(ハンドルがついている前輪)
かじ取りの位置に付けられ、
その身上監護にくっついて、
後輪として財産管理があるという
位置づけとなっている。
進む道は(本人の望む)身上監護によって決められ、
その身上監護を実現するために財産管理があるという
イメージである。
本人の財産を守るという財産管理の方に
目が向きがちであるが、
財産管理は身上監護のためにあるという指摘は
印象に残った。