司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

介護支援専門員(ケアマネージャー)

高齢者の成年後見の仕事をしていると、
介護支援専門員(ケアマネージャー)さんの
存在の大きさを感じます。
いろいろ助けてもらっています。


各関係機関の調整はもちろん、
介護保険サービスではカバーできない
本来の業務ではないだろうと思われるところも
実際は、していただけることも多い。
(熱心で優秀な方が多いと感じています)


ゴミ屋敷となっている
ご自宅のゴミ屋敷状態解消への
段取り


必要だと思われるのに
介護保険サービスの利用を
拒否している方への
サービス利用の勧め


資金が乏しい方への
介護保険以外のボランティア団体などの
サービスの紹介


通院の段取りや、薬等の受取り


親族間の意見相違の調整


などなど


介護保険サービスの利用拒否が
強く、サービスの利用がまったくできず、
私が週1回〜2回訪問での見守りをしていた方
(自宅で一人暮らし、要介護1)。
食事はきちんとされているのか、
風呂は入っておられるのか、
洗濯はどうされているのか、
どのように生活されているのか、
さっぱりわからない状態でした。
部屋の中や体からにおいがする時もあり、
服が焦げている時もあり、
いつも行くとき「生きておられるのかな」
とドキドキしながら訪問を続けていました。
1度、地域包括の事業所で介護サービスの
利用を検討したことがありましたが、
拒否がひどくて、さじを投げられていました。


このままではこちらの精神がもたない
(一人で抱えるには荷が重い)と思い、
他の居宅介護支援事業所に助けを求めました。
すると早速、そこからケアマネさん2人
訪問してもらえ、何度か目で介護サービスの
利用が可能となり、あっという間に拒否感が
なくなり、ヘルパーさんの訪問、デイサービスの利用
が実現しました。
前のさじをなげた事業所は、短期間で
安定してサービス利用ができるようになったことに
びっくりしていました。
それだけ前は拒否感が強かったということです
(私も訪問のたびに介護サービスは勧めていましたが、
「必要ない」の一言で終わっていました)。
特別なことはなにもしていないと言われますが、
この事業所のケアマネさんはその辺の(優秀な)
スキルがあったのかなと思います。