司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

成年後見人は休日でもバタバタ

連休といっても
成年後見人をしていると
いろいろなところから電話があり、
必要に応じて対応が必要となります。


被後見人ご本人から、
ヘルパーさん(ヘルパー事業所)から、
ケアマネージャーさんから、
デイサービスの事業所から、
被後見人の親族の方から、
施設等から、


「ヘルパーさんとの会話(話しかけ)がないので、
そのヘルパーさんをやめたい」
「デイサービスの迎えがこない(日を勘違いしている)」


「ご本人宅に、店から勝手に持ってきたと思われる品物が
大量にある」
「ご本人(高齢とはいっても一人暮らしの女性)
の自宅に男の人があがりこんでいる。どう対処したらよいか」
(いつものようにヘルパーさんが訪問すると、
布団の中から酔っぱらった男性が出てきたらしい。
ヘルパーさんはびっくらポンである)


「本人から3日間何も食べてないという電話があった」
「デイサービスを増やしたい」


「インフルエンザが悪化し呼吸困難になったので
救急搬送した」
「どこまでの延命治療をするのか」


電話をかけ、訪問をし、
バタバタしました。
(1つ1つマジで反応していると身がもたないので、
「そういうこともあるか」と受け入れ、他に協力を
求めながら対処する)



「どこまでの延命治療をするのか」
成年後見人には医療同意権は「ない」と
されていますが、医療機関は親族がいない
とか、いても関わりを拒否している場合、
専門職後見人に判断を求めてきます。


本人の意思や考え方が判っているとか、
推定できる場合はそれを基に考えることができますが、
そうでない場合、
カンファレンスを開き、関係者の意見を聞き、
(関わりを拒否している親族がいる場合)
病院から親族あてに書類(治療方針を書いたもの)を
送ってもらったりして判断していかざるを得ません。
医療同意権はないという前提ですが、
形式的にでも専門職後見人が同意書にサイン
せざるを得ないケースもあります。