司法書士とくの日記(ブログ)

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無題

(だいぶ前だが)
新聞記事に小学生が自殺をしたとあった。
仲間はずれにされ、昼食は一人きりで食べていたそうだ。


人間が嫌な気分や感情にとらわれる場合というのは、
1、過去の失敗など思い出したとき(クヨクヨ・後悔)
2、将来の不安・心配
3、自分が否定されたと感じたとき
などがあると思う。


とくに、3の人から自分が否定された、無視されたと
感じたときというのは結構精神的にダメージを受けると思う。
人間は一人では生きていけない。
そこで、自己防衛のため、人から認められたい、
承認されたいという欲が備えられ、本能的にそのように行動する。
「認められたい」「人の役立ちたい」「嫌われたくない」
「仲間はずれにされたくない」などという気持ちは、
本能的に備わっているのだろう。
生存のための欲求。
これが犯されたとき、人には危機意識が生じる。
生存をおびやかすようなストレスである。


村八分なんて制裁があるが、これは大変過酷な
ものなのである。


仲間はずれにされる(自分が否定されたと感じる)という
「いじめ」は、とくに学校という逃げ場の少ないところで
された場合、
その精神的な負担(ストレス)は非常に大きいものだと
想像できる。


とくに、もともと自己肯定感が低い人は、
「生きていく価値のない人間」と思い、
苦しさのあまり、容易に「死にたい」と思うようになる。


ここでの問題点は、
本当はそうではないにもかかわらず、
自分が否定されたと「感じ」、
「自分はダメな人間」「価値のない人間」などと
思い込んでしまうことである。
誰も人を否定することなんてできず、
ダメ人間ではない(本当は価値のある人間)にもかかわらず、
勘違いの思い込みのために死を選んでしまうことである。
間違った思い込みが原因で、取り返しのつかない死を選んで
しまうことである。