司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

仕事がたまる

何度か書いているが、破産申立ての書類を作成するのは非常に時間がかかる。
最近は、1件(破産)申立すれば、2件(破産)依頼がある状態で、
破産予定案件がたまっていく(スピードアップせねば)。
書類作成の点でみると、一般的な感覚では、
一番手間隙時間がかかるのが破産、次いで個人再生
過払いを含む任意整理は、債権者ごと個別だが、
すごくしんどいという感覚はない。
破産は、借金するに至った事情を詳しく記載する必要があり、
書類の収集等、本人の協力が必要な部分が大きいことが影響していると
思う。
開業当初の平成10年頃は、取立てを止めるということも
重要で、2・3日で徹夜をして書類を完成させ破産申立てしたこともある(無理やり)。
(当時は、司法書士が依頼を受けても(受託しても)、原則、
本人への取立ては止まらず、裁判手続を取って初めて止まった。
貸金業者から「弁護士のまねごとをして」と怒鳴られたこともあった)
現在は、まず債権調査を徹底的にし、そして、本人との面談・聞取調査、
財産調査、家計調査、方針決定、書類作成と、3ヶ月ぐらいはすぐ経過してしまう。
過払い金の回収や、新たな債権調査、財産調査が必要になれば、
ケースによっては申立てまで半年以上かかる場合もある。


当初、破産同時廃止予定でも、ある程度の財産が発見された場合
管財事件になる場合がある。
いちじるしい免責不許可事由があったり、自由財産拡張の関係で、
管財にした方が望ましい場合もある。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/sakai-siho/furiwake.htm