司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

e内容証明に挑戦・破産拒否

久しぶりに内容証明郵便を出す機会があった。
今まですこし離れた郵便局へ出しに行っていたが、
今回は、オンライン(e内容証明)に挑戦。
他の争いで弁護士からそれらしい内容証明郵便を
受け取ったことがあり、用紙がうすい緑の色付きで
しゃれていた(?)のが記憶にあった。
http://enaiyo.post.japanpost.jp/mpt/


できた。こちらで作成したワード文書がそのまま
送れるのか。封筒を用意する必要もなく、すごく便利。
これまで道に迷いながら郵便局へ出しに行っていたが、目からうろこ。


ある破産案件、破産申立の書類を作成していたが、
依頼者から「返済資金ができましたので、破産はしません」と電話がある。
「えっ。どこからお金を用意したのですか?」
「父に相談したところ、出してもらえるようになりました」
この依頼者、1つの債権者から給与の差押を受けており、
財産はなく、どこからみても破産状態で早急に申立てをする必要があった。
しかし、依頼者は、破産に対し悪いイメージがあり、消極的であった。
給与の差押を受けており、また、遠方に住む両親には迷惑をかけたくない
ということなので、破産について何度も説明をし、納得してもらっていた。
しばらく連絡がとれない状態が続き、上記の電話である。
何百万円という大金を父から援助してもらうことと比較し、
客観的にみて、破産の方が依頼者にとって有利だと思われるが、
どうしても破産はしたくないという人もいる。