司法書士とくの日記(ブログ)

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成年後見人は電化製品で苦労する?

(私が成年後見人になっている)認知症のお年寄りで、
新しい電化製品を使ってもらえないことがある。



古い小さな電気ストーブを使っていた方で、
前枠が取れており、服がこげていたことがあったので、
急きょ、(火事になりにくい)パネルヒーターを
購入したが、古い小さな電気ストーブを相変わらず
使っておられた。
この時は、やはり火事が心配なので、
ケアマネさんと相談し、春、寒さが和らいだ時に、
電気ストーブは処分した。
次の冬がすこし心配。
(この方は、エアコンは費用の面で購入できなかった)



また、別の方で、


窓枠に設置されたクーラー
(もらいものの窓枠につける縦型クーラー)が
あまり涼しくならない
(ときどき送風になり部屋がひどく暑くなる)ので、
新たにエアコンを購入し設置したところ、


(今までの窓枠設置のクーラーは使うが)
その新たなエアコンを使ってもらえない方がいる。
エアコン本体の空気の出入り口に
ガムテープを貼ってしまう。
エアコンのリモコンをどこかに隠して(しまいこんで)しまう。


ヘルパーさんや私が訪問した際、
その都度、エアコンのガムテープをはがし、
リモコンを探し出して、点けるのだが、
(その時は、涼しくなって納得されるが)
すぐに、ガムテープ貼り付け、リモコン隠し、
と使用できなくなってしまう。
(ガムテープをつけてしまうのは、
洗濯機や冷蔵庫にも貼ってあるので、
なにか思いやこだわりがあるのかもしれないが
よくわからない)


昨日、訪問した際、
部屋に入ると「むわーっ」としてひどく暑い。
窓枠に設置されたクーラーは動いていたが、
送風で冷気は出ていない。
部屋がなんと38度になっており、
「しんどい」と言われ、慌てて
(新たに購入設置していた)エアコンを点けようとしたが、
リモコンがない。
予備のリモコンを持ってきて点けた(リモコンはこれが4台目)。
熱中症の一歩手前までいっていたと思う。


火事や熱中症が心配なので、
新たに電化製品を購入しても、
前の使い慣れたものが良いのか、
使ってもらえず、苦労することがある。


(なんとか使ってもらえるように)
訪問するたびに電化製品の使い方を説明し、
実際やってもらい慣れてもらうようにしているが
なかなかむずかしい。