司法書士とくの日記(ブログ)

司法書士業務、マラソン、その他

思い込み

私は、テレビでの
バラエティ番組などのギャーギャーという
うるさい音がにがてです。
(気になると嫌な気分になります)


でも、同じ音を聞いているのに
「おもしろい」と思って、
その番組を見ている者(子たち)は、
もちろん気にならず楽しんでいます。
(よけいイライラします)


嫁さんは見ていないけれども、
その音はまったく気にならない様子です。


単に私が神経質なだけです。


でもよくよく考えてみると
それよりうるさい音が生じている場面
があっても気になっていないことがあります。
(自分が楽しんで見ている番組は、
音が大きくても気になっていません)


そして、
その音は、
「うるさくて嫌なもの」
という思い込みがあるから、
気になるのだと気づきました。
(当たり前のようですが)


前の表現を以下のように変えます。
私は、テレビでの
バラエティ番組などのギャーギャーという
うるさい音がにがてだと「思っています」。
だから、単に思っているだけで、思わなければ
そうではないということになります。


そう考えると、すこし気にならなくなりました(笑)。
(思い込みが変われば、反応も変わる)


ちょっと前のことですが、
不動産取引の際、
預かった権利証書が間違っていたことがあります。
それが判ったのが決済終了後、事務所に戻ってからです。
(補助者の頃や開業当初であればパニックになって
いたところです)
「決済が終了している」のに権利証書を預かっていない。
これは致命的です(登記ができない)。
「権利証書がない」=「致命的」という刷り込みがあります。


しかし、パニックにならずに深呼吸をして冷静に考えれば
その思い込みはすぐに消し去ることができました。
「権利証書がない」ならば、
「売主さんにあらためて会い、権利証書を預かればよい」
「売主さんにあらためて会い、本人確認情報をつくればよい」
というだけです。
そんなにパニックになるほどのことでもありません。
仮に万が一、売主さんの協力が得られないとしても、
売買契約は有効に成立し、決済も終了しているので、
最終的には裁判するなりして買主さん名義にはできます。


すぐ、売主さんの仲介業者に連絡をとり、
うまく対処できました。
よい経験(教訓)になりました。
(本音は、あまりしたくない経験でしたが・・・)




私は長年「水泳はにがて、できない」と思っていましたが、
最近、泳ぐのが得意になりました。


「できない」「にがて」と思っていることは、
単に「練習不足、経験不足、失敗不足」なだけで、
練習を継続すればできるものである。
要するにそう「思っている」だけなのである。